税理士と会計士の違い

税理士と会計士の違い

よく「会計士と税理士とどう違うん?」と聞かれます。これに対して、こう答えています。

会計士の仕事は「監査」、税理士の仕事は「申告代理」

大企業は株主さんとか取引先に財務情報を開示する必要があるけれど、その財務情報が、「一定のルールにのっとった、ちゃんとしたモノです」とお墨付き(=監査証明)をあげるために、いろいろと調べることが監査です。

企業や個人事業は必ず税金計算をする必要があり、その計算をするために「申告書」を作成しますが、この作成が難しく、また、その前提となる決算書の作成も難しく、これらの作成を納税者に代わって行うのが申告代理です。

また、「会計士と税理士、どっちがエライのん?」とも聞かれますが、このように、仕事がまったく違うものですし、当然試験の内容も違います。ですので、どっちがエライというようなことを論じるものではないはずなのですが、「会計士は税理士になれる」という点で、なんとなく会計士の方が上位にあるように思っておられる方もあるようです。


税理士になる4つのルートを見てきましたが、試験合格者だからいい税理士かというとそんな単純なものではありません。結局ルートは関係なく、その税理士の姿勢が大事なのだと思います。税法も会計のルールも毎年のように改正があります。税理士は常に情報を仕入れて、自分自身、日々バージョンアップしていく必要があるのです。

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