君はなぜ働くか

君はなぜ働くか

ワタミの渡邉 美樹 社長の本を読みました。

いい社長ですね~。こんな社長なら「ついていきたい!」と思う社員さんが多くなるでしょうし、 ひょっとしたら中には教祖的な存在になってしまっているくらい心酔している社員さんもいるのではないでしょうか。

世界で一番「ありがとう」が集まる会社にしたい、という想いを持っていらっしゃいます。そんな素晴らしい社長の想いとは別の次元で、 そんな立派な想いを持った社長の会社であっても、末端の店舗では「そんなアホな」というようなクレームを受けているそうです。 3万人もの社員・アルバイトさんがいてれば仕方ないことなのかも知れません。しかし、考えてみればそのクレームがちゃんと社長の耳に入り、 これに関して「本来はこうして欲しい」というメッセージを社員さん向けに発信しておられるわけで、 それだけでも立派なことなのかも知れません。

仕事柄なのか性格上の問題なのか、私は食事をするお店やいろんなサービスを受ける時、いろいろと気になることがあります。 中途半端なサービスを受けて、腹立たしく思ったことが何度もあります。ファミリーレストランやコンビニではなんとも思わないのですが、 内装等のハードに気合を入れていて、雰囲気も少し高級感を出しているようなお店ほどソフト面がいい加減だと腹立たしく思います。 改善する気があるなら参考にしてもらえるかな、と思ってアンケートに記入したりしたこともありますが、そういう店に限って、 何のリアクションもなくて二重に悲しい想いをしてしまいました。 アンケート用紙をおいていることがサービス向上に取り組んでいるポーズになっているようにさえ思えます。最近は、疲れるので、仕事以外では 「気になるセンサー」を稼動しないように心がけています。

話がそれましたが、この本、よかったです。 今困っている状況を打破するような即効性のある手立てを示してくれているわけではないですが、長期的な視野で「自社はどうあるべきか」 というようなことを考える際には参考になると思いました。

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