中東欧中小企業振興セミナー に行って来ました。

中東欧中小企業振興セミナー に行って来ました。

本日11月20日、ODAの一環として行われている、中東欧中小企業振興セミナーの一コマとして、JICAにて「日本の税制と中小企業税制」 というテーマで2時間講師を務めてまいりました。対象はブルガリア・セルビア・モルドバ・ ルーマニア・モンテネグロ・マケドニア・ウクライナ各国の財務省・中小企業庁のエリートの方々です。

今回で3回目ですので、だいぶん要領はつかめて来ましたが、なんせ通訳を介してですし、 お国柄によって持っている基本的な部分の違いなどにより、普通のセミナー講師の難しさとはまた違う部分で難しく感じることがあります。 それでも、中東欧の方々と接触する機会などなかなかないですし、ましてや、 専門的なお話をする機会なんてこういうお仕事をする以外今後もないと思われますので、毎年楽しみになってまいりました。

今のところ、各国とも、税の申告をいかにさせるか、というところが一つの課題のようです。そのため、 脱税が発覚した際のペナルティや脱税の事実を捕捉する方法などに興味がおありのようでした。この点、 頂戴しているテーマとずいぶんズレがありますが、来年、同様の機会がありましたら、対応していきたいと思っています。

また、わが国においては、電子申告の普及が大きなテーマとしてあるのですが、これに関して、現状の普及率は何%と思うか? と問いかけましたら、70%とか90%とか高い水準にあると思っておられました。が、ご存知のように、それほど進んでおらず、 2005年の実績ではわずか0.3%。やはり、この部分においては、後進国といえると思います。

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私の隣の方が、通訳の方です。聡明な人でした。会計・税務をまずは日本語で平易な言葉でお話し、これを英訳していただくワケですが、 とても、スムースで助かりました。

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