商売の原点

商売の原点

最近、時間と気持ちに余裕があるので、本をちょこちょこと読んでいます。自宅前に事務所があって、通勤時間はほぼゼロなのですが、 従来は9時ギリギリの出社でした。これを、8時に出社して、1時間は「通勤時間」として読書に充てています。結構読めます。

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セブンイレブンの鈴木敏文氏の著書「商売の原点」を読みました。

ずいぶん勇気付けられた気分です。印象的なフレーズがたくさんありました。

「どんな場合にも、つねに神経をピンと張りつめた状態であたらなければなりません。 それは商売でもうけさせていただいているわたしたちの義務なのです」

「誰も評価してくれなかったから少しばかり店が汚れていてもお客様から文句を言われませんでした。 期待されていないからそういうことが許されたのです」

「私たちはお客様から自分自身を磨き、より高い次元に高めていけるチャンスをいただいているのです。その意味では、 一人ひとりが自分との闘いとも言えます。仕事を通して、自分自身を徹底的に磨き上げていくためのよい機会です」

「私たちがしている仕事自体はけっしてむずかしいことではありません。難しいのはそれを徹底してずっと続けることです」

「熱意というのは、ただがむしゃらにやるということではありません。単に長い時間、仕事を続けるということでもない。むしろ、 休日まで働かなければならないということは恥ずかしいことだと思うべきです」

「私に言わせれば、上役で「いい人」というのは、仕事ができない上司という意味でしかありません」

コンビニエンスストアというひとつの小売業の形態を日本に定着させた人だけに、「徹底的に」という言葉に説得力があります。 いい本に出会えました。「商売の創造」という本も書いておられるそうなので、早速購入しました。

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