税務調査のシーズン

税務調査のシーズン

秋は税務調査のシーズンです。

徳野会計事務所でも、9月に1社立会いさせていただき、10月にはすでに2社および相続税調査1件、予約が入りました。 調査を受けることは仕方ないのですが、やはり時間をとられることが痛いです。とはいうものの、調査を機会に、お客様の歴史や社長の考え、 取引の流れや問題点を改めて整理することが出来るという意味で、とてもよいです。普段はどうしても、 試算表や総勘定元帳を確認することが多く、取引の流れの中で、 どのような書類が発行されているのか等確認する機会がなかなか作れなかったりします。

調査を機会に「ここの部分は2度手間になっているのでやめましょう」等改善提案をすることが出来て、 お客様にもかえって喜んでいただけて、ありがたいです。

一方で、「今まで税務署入っても、何にも出ぇへんかったでぇ」とゆったり構えておられるお客様が時々おられるのですが、 こういう場合が会計事務所としては、一番困ります。もちろん、経理処理も書類整理もキチンと出来ていて、 自信を持っていただくのはよいのですが、そういうものではなく、今までの数回の調査経験で痛い目に合っていない、 という根拠の弱い自信は困りものなのです。税務調査に来る調査官も、鋭い人からそうでない人までいろんな方がおられます。 前は何も指摘されなかっても、今度もそうとは限りません。

やはり、書類の整備をキチンとし、特殊な取引については会計事務所にその取り扱いを確認していただく等、普段の取り組みが大事です。

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