C型肝炎 その②

C型肝炎 その②

入院中、インターフェロンの治験にも協力しました。夏でもガタガタ震え電気毛布を出してもらうほどの発熱があり、倦怠感や脱毛もあり、 結構きつい副作用です。注射後は肝臓の数値が改善するのですが、しばらく経つとまた悪くなる。注射の間隔や期間を何通りか試しました。でも、 治りませんでした。

治験のない時期は、暇で暇で仕方ない。 時々は気持ちの晴れることもありましたが、基本的には気持ちが本当に参ってしまう生活でした。
 
「もう辛抱たまらん」
 
と思って、主治医の先生に
 
「いつまでこんな入院生活が続くのか。先々が見えないまま、日々何をするでもなく、 ただ安静にする、というのはしんどすぎる。 気が狂いそうだ」
 
と訴えました。主治医の先生の回答は、意外なほど、ものすごく あっさりしたもので
 
「そしたら、退院しましょうか~」というものでした。
 
マフラーして、コートを着ての入院でしたが、退院はTシャツでした。夏の盛りの8月に7ヶ月ぶりに退院しました。(その③へ)

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