民主勝利で税制は?

民主勝利で税制は?

注目の衆議院選挙でしたが、民主の大勝となりましたね。マスコミでも言われている通り、これからが大変でしょうね。マニフェストでは、 子供手当と高速料金無料化が大きく取り上げられていましたが、税制もかなり大きく改正されます。
中小企業の法人税税率は先日22%から18%に変わったところですが、これを11%にするそうです。
配偶者控除や扶養控除も廃止されます。租税特別措置法で規定されていた税額控除や特別償却制度も見直しされます。減税になる人、 増税になる人、いろいろ出てくるのではないでしょうか。

例年ですと、12月の中旬に自民党から税制改正大綱が発表され、ほぼそのまま改正されるというのが通例でした。

http://www.ft-tax.com/old/2008/12/post_284.html  (昨年の税制改正大綱の記事です)


今年の場合も時期的には12月中旬頃になるのだろうと思いますが、民主党が出す税制改正大綱がベースになるわけです。マニフェストはいわば、 お題目、メニューの羅列でしたので、それより具体的なことが書かれますので、大綱に注目です。

前回の「郵政選挙」も今回の「政権交代」も、大きな流れができてしまうと、よく考えないで(というと失礼かも知れませんが) 大勢についてしまうという人が多いように感じます。「みんなと同じ」 が好きな日本人。 日本のこの先を今まで以上に危うく感じてしまいました。


そういう意味で、選挙される側が、わかりやすいキャッチコピーを前面に出すのもやむを得ないのかも知れませんね。
ヒット商品もそうですが、見せ方、訴え方はやはり重要なんですね。「みなさんお求めです」「よく売れてます」という
コピーがいつまでも有効な訳です。消費者としても、サービスやモノの提供者としても、そういうことを意識するのと
しないのとで、ずいぶんと違うような気がします。

日経ビジネスから、「徹底予測 民主党政権交代で経済企業仕事 こう変わる」が発売されたようで、今、出勤途中に買ってみました。 マニフェストから、いろいろと微調整は出てくるとは思いますが、ある程度、方向性は確認しておく方がよいと思っています。

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