アリス イン ワンダーランド

アリス イン ワンダーランド

「アリス イン ワンダーランド」

"DownDownDown Alice went down a big hole. 
At last she came to the strange country.
She came to Wonderland."
初めて暗唱した英文がこれという方も多いのでは?

誰でも一度は読んだことがあるルイスキャロルの名作を下地に
ティムバートン監督とジョニーデップのコンビで
金髪巻き毛青い洋服のアリスが大人になって不思議の国に救世主として
戻ってくるという全く新しいストリーに仕上がっている
今一番ホットな映画。

ハンサムな王子様、正統派お姫様ではなく、、
敢えて特殊メイクのデップ演じるハッターと
勇敢なアリスをもってくる設定は
脱シンデレラコンプレックスの近年のディズニー映画の傾向そのまま。
(ディズニーには正統派でいってほしい気がするのですが。)

ワンダーランドの住民はみんなラブリーで微笑ましい。
私のご贔屓は、
犬族として登場するブラッドハウンド。
日本では殆ど見かけない犬種ですが、
ちょっぴりおとぼけ感と流石は猟犬の鋭い嗅覚で
いい持ち味だしてました。

気になったのは、犬はイギリス原産なのに、
ハッターのお茶会のシーンで使われているのは
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッド。
何故デンマーク??シーンとのイメージは合ってましたけど。

ラストの落としどころはまあそういうところかなと納得しながらも
プロローグとエピローグが少し弱く、
悪くないけど微妙にうすっぺらい感が拭えないのが残念ですが、
3Dの映像は絵画の世界に迷い込んだような楽しさがあり、
(絵の中に入っていく「メリーポピンズ」になった気分を味わえます。)
登場人物やエピソードは原作に忠実なところも多々あるので、
言葉遊びやなぞなぞに重きをおかないのであればお勧めです☆

追伸:
今後、ジョニーデップは特殊メイクではなく、
「ショコラ」のときのようなワイルドさとミステリアスさと優しさとを醸し出す
そんな役で出演してくれることを個人的に切に願います。

平成22年5月7日 赤松

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